応募が集まる採用サイトの条件|岡山の制作会社が「人間対人間」の視点で考えたこと
採用サイトを作ったのに、思ったより応募が来ない。逆に、そんなに派手じゃないのに、ちゃんと人が集まる会社もある。この差はどこにあるのか——岡山で採用サイトや採用まわりの制作を手がけてきた立場から、私たちが「応募が集まるかどうかを分ける」と感じていることを、正直に書いてみます。
先にお伝えしておくと、これは統計をとって検証した話ではなく、実際に案件を重ねる中で感じてきた肌感覚が中心です。ただ、現場で見てきたからこそ言えることでもあると思っています。
結論:見た目のかっこよさより、「人が見えるか」

いきなり結論から言います。応募が集まる採用サイトの条件は、デザインのかっこよさではありません。もちろん、見た目は必要です。第一印象で「ちゃんとした会社だ」と思ってもらう入口として、デザインは欠かせない。でも、それは必要条件であって、決め手ではない。
最後に「この会社に応募してみよう」と思わせるのは、その会社で働く人間が、生身で見えるかどうかです。会社の顔が見えるか。体温が感じられるか。そして、描かれている社風や仕事が、誠実かどうか。結局のところ採用は、人間対人間です。だから、着飾ったところより、アナログな「人のリアル」の部分が、根幹になると考えています。
条件1:会社の「顔」と「体温」が見えるか
採用サイトで一番大事なのは、そこで働く人が見えることだと思っています。
求職者が本当に知りたいのは、立派な事業内容や数字ではなく、「自分がここで働いたら、どんな人たちと、どんな空気の中で過ごすことになるのか」です。それを伝えるには、社員が生身で見えることが欠かせません。
だから私たちは、採用サイトの制作で、可能な限り、人物を出すようにしています。実際に働いている人の顔、仕事をしている様子、その場の空気。それが見えるだけで、「ここには、ちゃんと人がいる」と伝わります。
たとえば、ある採用サイトでは、社員の写真がゆっくり流れ続ける見せ方にしました。一人ずつスクロールで現れるのではなく、たくさんの顔が帯のように行き交う。眺めているだけで「こんなにいろいろな人が働いているんだ」と伝わるように、という設計です。人数分の顔が見えることそのものが、「ここには人がいる」というメッセージになります。
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条件2:誠実に描けているか——「盛る」と、透ける
もう一つ大事なのが、誠実さです。
採用サイトは、つい良いことばかり並べたくなります。でも、過剰に盛った採用サイトは、求職者に見抜かれます。キラキラした演出、作られた「社員みんな仲良し」アピール。そういう”盛り”は、かえって嘘くさく映って、逆効果になることがあります。
だから私たちは、過剰な仲良しアピールはしない、担当者や社員の言葉を、できるだけそのまま、正確に伝えることを大切にしています。整えすぎず、その人の言葉のまま載せる。仕事の実際を、良いところだけでなく等身大で見せる。そのほうが、共感した人がちゃんと集まりますし、入社後のミスマッチも減ります。誠実さは、飾りでは作れません。
「会社の想い」と「一緒に働く人」、どちらも見えるように

これも私たちの肌感覚として受け取ってほしいのですが——採用サイトで、企業理念や代表挨拶といった「会社の芯」を伝えることは、とても大切です。その会社が何を大事にしているのかは、求職者が共感するかどうかの土台になります。
ただ、それと同じくらい、求職者が入社後に日々顔を合わせる「現場の人たち」が見えることも、効いている側面があるように感じます。求職者にとって、経営者の想いは会社を知る入口であると同時に、「じゃあ、実際に自分が一緒に働くのはどんな人たちなんだろう」という関心も、同じくらい大きいからです。
野球のドラフトに、少し似ているのかもしれません。選手が球団を選ぶとき、球団の理念やオーナーの存在はもちろん大きい。それに加えて、自分を見出してくれたスカウトや、現場の指導者との距離感も、決め手のひとつになる。採用サイトも、会社の芯を伝えることと、「この人たちと働けそう」という近さを伝えること、その両方があると、求職者の心が動きやすいのだと思います。
だから私たちは、理念や代表メッセージをしっかり伝えつつ、そこで働く人たちの顔や声も、同じように見えるようにすることを大切にしています。
だから、撮影を大切にしています
会社の顔と体温、そして誠実さ。これを伝えるうえで、私たちは撮影をとても大切にしています。
正直に言うと、採用サイトの印象は、写真によって大きく変わります。採用サイト全体の世界観まで考えるなら、撮影も含めて設計したほうが、その会社らしい空気感を伝えやすくなります。「盛る」のではなく、「本当の良さを、いちばん良い形で見せる」。そのために、撮影は欠かせないと考えています。
撮影のときは、細かいところにも気を配ります。たとえば、制服の着方や襟の整い方。ほんの小さなことですが、そういう一つひとつが、「この会社は、細部まできちんとしている」という印象につながります。現場のリアルさを保ちながら、いちばんきれいな状態で見せる。この積み重ねが、応募したくなる採用サイトをつくると考えています。
「採用サイトを作りたい」の、その手前

最後に、実際のご相談でよくあることを一つ。
「採用サイトを作りたい」とご相談いただくとき、必ずしも採用サイトを単体で作ることが最適とは限りません。採用サイトだけに大きな予算を割けない会社も多く、その場合は、本体のコーポレートサイトを、採用も意識した形にリニューアルするほうが、現実的で効果的なこともあります。
だから私たちは、「採用サイトを作りましょう」と部分だけで考えず、その会社が採用で何を実現したいのかを聞いて、全体の設計から一緒に考えるようにしています。
(採用まわりの見せ方全体については、こちらの記事でも書いています )
まとめ:飾りより、人が見えること
応募が集まる採用サイトの条件は、突き詰めると「人が見えるか」だと思います。会社の顔、働く人の体温、そして誠実さ。かっこいいデザインは入口として必要ですが、最後に人を動かすのは、その奥にある「人間対人間」の部分です。
岡山で採用サイトや、採用のための本体サイトのリニューアルをお考えでしたら、「何から手を付ければいいか分からない」という段階でも大丈夫です。まずは、採用で何を実現したいかを一緒に整理するところから。